レバンガ北海道の3Pスタッツの推移を追う
レバンガ北海道の3P確率の低下がナゾだったので確認してみました。
試投数
条件として試投数10本に満たない記録は割愛しています。
トピック
- 2016-17 : チームトップの試投数だった西川が三河へ移籍
- 2017-18 : 関野の飛躍、トラッソリーニと伊藤大司の加入
- 2018-19 : トラッソリーニの伸び
- 折茂 : チームの推移と形が一致していて年々微増
- 関野 : PlayTimeを得て試投数爆増
西川が離脱したものの関野とトラッソリーニを中心に試投数は微増させています。
関野は高水準をキープし、トラッソリーには更に数字を伸ばして4本/試合近い本数を放っています。
確率
安定した試投数を維持している折茂、多嶋が揃って確率を下げていることが痛手です。折茂は2年で10.40pt、多嶋は8.90ptも下がっていることは予想を超えていました。
野口は33%前後の確率なので3Pの指標となるラインの前後を維持しているのですが、試投数が年々減っていっていることが気になります。最初の2シーズンは平均20分で今シーズンは平均10分なので完全にPlayTimeとリンクしているとまでは言えません。
松島は今シーズンアシスト数で並里に次ぐ好成績を残していることもあり、3Pよりもそちらに重きを置いていると思われます。40%を超える確率なので試投数を増やせるに越したことは無いですが、持ち味を失うようなことは望まれないでしょう。
トラッソリーにも試投数が2017-18と2018-19を比較すると1.5倍のペースになっていますが、確率は11.30pt落ちています。完全にインサイドなドブラスに対して3Pもあるトラッソリーニというのがポイントだったのですが、その確率が落ちてしまっていることが分かりました。
まとめ
試投数に関しては移籍があっても毎年同等の水準でした。
確率に関してはチームの顔でありGM、バスケットボール会のレジェンド折茂さんとCAPあさひたんが、更にはカナダ代表でもあるトラッソリーニというキーマンの確率が揃って低下してしまっていることが今シーズンチーム全体の3P確率低下へとつながっていることが分かりました。
試投数が多い選手の確率低下 = チーム全体の確率低下
当然と言われてしまうと何も言えません……
読んでいただきありがとうございます。